都営住宅※は民間の賃貸住宅と違い、当然標準設置してあると思いこんでいた設備がなくて入居後に困った、ということが起こりがちです。
公営住宅法や東京都営住宅条例に基づき、住宅に困っている収入の少ない方のためのセーフティネットとして、JKK東京(東京都住宅供給公社)が低廉な家賃で賃貸する公共住宅です。
例えば次のような設備は、ほとんどの古い都営住宅ではデフォルトついていませんので要注意です!
・インターフォン
・網戸
・ライト
・換気扇
・便器の蓋
・エアコン
・ガス湯沸かし器
・手すり
都営住宅はお家賃が安い分、必要最低限の設備しかついていません。
意外と設備の初期投資にお金がかかるのが都営住宅なのですよね。
最近私の実父母が古い(築40年以上)都営住宅に引っ越ししましたが、そのとき実際に設備工事した経験を元に都営住宅の設備についてお話しさせていただきますね。
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無料(JKK負担)で取り付けてくれる設備は?
上記の設備の中で、我が家がJKK東京にお願いしたら無料で取り付けてくれたものがこちらです。
・インターフォン(カメラなし)
・手すり
入居後一か月ほど経った後にJKKの窓口センターへ問い合わせると、玄関のインターフォンや手すりに関しては、無償で取り付け工事を手配してくれました。
玄関のインターフォンは、下記のもの(カメラはついていません)を無償で取り付けてくれました。

手すりは、こちらは玄関のものの写真になりますが無償でしっかりと取り付けてくれました。

なお手すりは、玄関・トイレ・お風呂場の3カ所に関しては無償でつけてくれます。
他の部屋にも取り付けたい場合は、別途有料になります。

ちなみに無償の手すりは1本ずつではなく、玄関2カ所・トイレ2カ所・お風呂場3カ所の計7本も取り付けてくれました!
JKKに問い合わせして数日以内には業者から直接確認の電話が入りますので、必ず受信できるようにしておきましょう!
自分で取り付けられる設備は?
なんとか自分で取り付けることが可能な設備はこちらです。(費用は自己負担です)
・照明ライト
・便器の蓋
台所、リビング、寝室などの照明ライトは全て自費の上、自分で取り付けをする必要があります。
町の電気屋さん他、Amazonや楽天などでも購入できますので天井についているコネクタの規格をよくご確認のうえ、必要な数を用意しましょう。
驚くことに、古い都営住宅では洋式便器に蓋がついていない場合があります・・・!
トイレの蓋がなくても使用に問題ないといえばないのですが、流す時の水の飛び散りなど衛生的に気になる人も多いのではないでしょうか。
ウォシュレット機能がついていないものであれば、蓋付の便座は安く購入できますので、気になる人はこちらに付け替えてみてはいかがでしょうか?
業者に工事依頼をするべき設備は?
自分の手には負えないので、専門業者に工事を依頼した方がよい設備はこちらです。
・網戸
・換気扇
・エアコン
・ガス湯沸かし器
中でも都営住宅の『網戸』はちょっとやっかいです。
都営住宅の窓枠の規格は、地域・建築年度によって違い、民間の賃貸住宅などと比べると特殊なものが場合が多く、町のホームセンターなどで網戸を買ったとしてもまず取り付けができないでしょう。
網戸に関しては、都営住宅に強い専門業者があるのでお任せした方が無難です。
ネット上の口コミから、都営住宅の網戸張替えに対応してくれる業者をまとめて一覧にしてみましたので参考までに!
なおJKK東京に問い合わせると、網戸張替え業者の他、換気扇やガス湯沸かし器などの取り付け業者も数社紹介してくれました。

ポストに業者のチラシが入っていたりすることもあるでしょう。
ちなみに業者の紹介はしてくれますが費用は自己負担になりますのでご注意ください!
紹介してくれる業者は少々割高かもしれませんが、業者を探すのが面倒な人はその方が確実です。
JKK東京管轄の都営住宅・都民施行型都民住宅に住んでいる人の修繕等のお問合せ先はこちらでまとめて受け付けていますよ!
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