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食欲ない高齢者を助ける手軽な栄養補給アイデア10選

食欲のない高齢者を助ける手軽な栄養補給方法アイデア10選 介護
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「最近、おじいちゃん(おばあちゃん)があまりご飯を食べてくれない……」

「食欲がないからといって、無理に食べさせるのもかわいそう。でも、このまま食べない日が続いて栄養的に大丈夫なの?」

高齢者の介護をしていると、こんな悩みを抱えることがあります。

年齢を重ねると、食欲が低下したり、食べられる量が少なくなったりすることがあります。だからといって、食事量が減った状態をそのままにしておくと、エネルギーやたんぱく質などの栄養が不足し、体力や筋力の低下につながることもあります。

とはいえ、食欲のない人に「もっと食べて!」と頑張ってもらうのは簡単ではありません。

そんなときは、「しっかり一食食べてもらう」ことだけにこだわらず、少量でも食べやすく、栄養を補えるものを取り入れるのがおすすめです。

そこで今回は、食欲がない高齢者でも取り入れやすい、手軽な栄養補給アイデアを10個ご紹介します!

「ご飯はあまり食べないけれど、これは口にしてくれた」という方法が見つかるかもしれません。

介護する側も無理をしすぎず、毎日の食事にちょっとずつ取り入れてみてくださいね。

この記事は次の人に向けて書きました

・高齢者を自宅で介護している
・高齢の親が食欲がなく何も食べてくれなくて困っている
・食欲がない高齢者でも食べてくれるものを知りたい
・高齢者が生きるために最低限必要な栄養素が取れる方法を知りたい

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高齢者が最低限確保しておきたい必須栄養素とは

高齢者が食欲不振のときでも、これだけはとって欲しい、最低限おさえておきたい栄養素があります。

これらは人間が生きるために必要な栄養素で、体力・免疫・筋力低下の予防に関わるため、食べられる範囲で意識して取り入れてもらうことがとても大切です。

たんぱく質

たんぱく質は、筋力維持の要になります。

しかし、高齢者は肝機能や腎機能の低下、食欲不振からの低栄養などが理由で血液中の総たんぱくが低下しがちです。(アルブミン・γグロブリン)

筋肉量の低下は転倒やフレイルにつながりやすいため、たんぱく質は特に重要です。

たんぱく質は、スポーツ選手も食事(鶏肉・ブロッコリー)やプロテインなどで積極的に取り入れていますよね!

歯が弱くて肉などが食べづらい高齢者には、たまご、ヨーグルト、豆腐、ツナ缶、メイバランスなど“食べやすい形”で補える食品が役立ちます。

エネルギー

エネルギーとは、カロリーと呼ばれるもので体力維持に必要不可欠なものです。

食べられない日が続くと体重が落ちてきて、体力も低下しやすくなります。

特に高齢者はご飯などの高カロリーなものを食べなくなる傾向があるので、他のもので補わなければなりません。

アイスクリーム、プリン、バナナ、栄養補助飲料など、少量でエネルギーがとれる食品が有効です。

水分

水分は脱水症状を予防するのに必要です。

特に高齢者は喉の渇きを感じにくく、真夏じゃなくても脱水になりやすい傾向があります。

スープ、ゼリー飲料、味噌汁など“飲む形”で水分と電解質を補うと、負担が少なくなります。

ビタミン・ミネラル

ビタミンB群、ビタミンD、カルシウム、ミネラルなどは体調を維持していくのに密接に関わります。

バナナ、ヨーグルト、卵、野菜スープなど、食べやすい食品で自然に摂れる範囲でOKです。

サプリなども服薬のついでに手軽に摂取できるので良いですよね。

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食欲ない高齢者も自宅で手軽に栄養補給できる具体的なもの10選

ここからは、食欲のない高齢者でも生きるために最低限必要な栄養素を手軽にとることができる、具体的な方法をまとめました!

① メイバランス・クリミールなどの栄養補助飲料

ドラッグストアなどで購入できる栄養補助飲料は、少量で高エネルギー・高たんぱくを摂れる“最強の味方”です。

例えばメイバランスやクリミール、アイソカルといった商品は、実際に介護の現場や病院などでも食事にプラスする形で、よく利用されていますね。

1本(約125ml)で200kcal前後と効率が良く、味の種類も豊富で飽きずに飲めるので続けやすいんです!

実際、我が家の85歳の母も食欲がなくても冷やしたメイバランス・クリミールだけは「美味しい!」と一日何本も飲んでくれますのでサブスク購入で常備しており、1日3本~5本飲んでもらって生命維持に大変役立っております。(我が家はすぐなくなるので24本入りを毎月2箱購入しています!)

サブスクなどの定期購入は、お得ですし急になくなる心配がないためおすすめですよ!

嚥下機能が衰えはじめて口からの食事が難しくなった人や、本当に食欲がなくほとんど食べられない人向けには、保険がきく商品で『エンシュア』という缶の栄養補給飲料があります。
味はメイバランスと似たような感じで甘く、味の種類も豊富です。
詳しくは、ケアマネージャーさんやかかりつけの医師に相談してみてください。

② アイスクリーム

アイスクリームは冷たくて食べやすく、甘さで気分も上がるため、高齢者のみならず食欲不振時には最適ですよね。

バニラアイスは意外と栄養価が高く、カロリーとたんぱく質を補うのでエネルギー補給に向いています。

夏場は水分の補給ができて熱中症予防にも役立つので、積極的に食べてもらいたいですね。

どんなアイスでもOKですが、おすすめはクーリッシュなどのやわらかくて吸えるタイプのアイスクリーム。

歯がないお年寄りでも食べやすいのでおすすめです。

あとは、先ほどご紹介した栄養補助飲料のメイバランスに、アイスクリームタイプもあるのでこちらも使いやすくておすすめですね!一石二鳥!

③ 具だくさん味噌汁・スープ

固形物を受け付けないような時は、味噌汁やスープで『飲む食事』にするのもおすすめです。

味噌汁類ならば、噛む力が弱っていても飲みやすく野菜・たんぱく質をまとめて摂れます。

また、暑い季節だったり、嗅覚障害のある高齢者の場合は冷たいスープの方が進む場合が多いです!

湯気が立ちのぼらないため、匂いによる吐き気などを引き起こしにくいからと考えられています。

うちの母は認知症による嗅覚障害があるのですが、冷たいスープは飲みやすいらしく、特に蒸し暑くなってきた今の季節には冷たいポタージュ(かぼちゃ・コーン)をよく飲んでくれています。

豆腐、たまご、ささみ、じゃがいもなどを入れるとさらに栄養価がアップ!

実際、我が家に週7で入ってくれている介護ヘルパーさんは、毎日いろいろなお味噌汁・スープを作ってくれていますよ。

作るのが大変な場合は、上記のような減塩・化学調味料無添加のフリーズドライタイプのものが手軽でおすすめです!

④たまご料理

たまごは“完全栄養食”です。

茶碗蒸しや卵豆腐、スクランブルエッグなどはツルッと食べやすく、歯のない高齢者への負担が少ないのが魅力です。

白米を食べたがらない時には玉子かけご飯や玉子雑炊なども食べやすくて良いですね。

たまご料理はフル活用していきたいところです!

⑤ ヨーグルト+はちみつ+きな粉

ヨーグルトは消化が良く、きな粉でたんぱく質を追加。

そしてはちみつで甘みをつけると食べやすく、腸内環境の改善にもつながります。

さらに黒ゴマやフルーツなどを加えても美味しく栄養強化できるので、おすすめです!

⑥ おかゆに“ちょい足し”

食欲がないときの定番・おかゆは食べやすいですがその反面、栄養が不足しがちです。

以下の食材を“ちょい足し”することで、栄養価を底上げできますよ!

  • たまご
  • とろけるチーズ
  • ツナ缶
  • すりごま
  • 鮭フレーク
  • 梅

⑦ バナナ・プリン・ゼリーなど喉ごしの良いデザート

果物や、食べやすいプリンなどのデザートは食欲がないときでも口にしやすく、手っ取り早くエネルギー補給させたいときに向いています。

特にバナナはビタミン・ミネラルも豊富で、介護現場でも定番!
ぶどうはすぐにエネルギーになってくれますし、水分も補給できて一石二鳥。

あとは例えば、ようかんなどもお年寄りは好きな人が多いので、糖分制限がなければチャレンジしてみると良いかもしれませんね!

ちなみに井村屋の『えいようかん』は手軽に栄養補給できるようかんで、賞味期限5年ととても日持ちするので非常食としてひとつ常備しておくのもオススメです!

こちらは栄養補助食品アイソカルのゼリー版です!

暑い季節や食欲がわかない時のおやつなどに最適です。

⑧ うどん・雑炊など

うどん、雑炊などの温かい炭水化物は胃腸への負担が少なく、さらに胃腸の動きを促し、食欲を引き出してくれる効果があります。

うどんにたまごを落としたり、雑炊に鶏肉を入れると栄養バランスが良くなります。

⑨ 少量ずつ“回数を増やす”作戦

こちらは食材ではなく、食べられないときの作戦になりますが、

一度に食べられない場合は、 1日3食 → 5〜6回の少量食 に切り替えると負担が減るのだそうです。

高齢者の食欲不振には「量より回数」が効果的、と我が家の訪問診療の医師もアドバイスをくれたので、常に食卓に何かつまめるものを出しておくように心がけております(笑)

⑩ 好きなものを優先して“食べられる喜び”を取り戻す

こちらも作戦になりますが、

食欲があまりにもない時は、栄養バランスよりもまずは「何か食べたい気持ち」を取り戻してもらうことが一番大切です!

この際塩分、糖分制限のことは一旦置いておいて、甘いもの、果物、好物など、ご本人が食べたいと思うものからスタートすると食欲の回復が早いです。

我が家の母は一応一日の塩分は6gまでという制限はあるものの、食欲がないのでこの際食べてくれればあまり気にしなくて良い、と指示されております笑

食欲ない高齢者を助ける手軽な栄養補給アイデア10選 まとめ

高齢者の食欲が落ちてくると

「このまま食べなかったらどうしよう……」
「もっと食べてもらわないと……」

と、介護する側も不安になってしまいますよね。

でも、食欲がないときに無理にたくさん食べてもらう必要はありません。

大切なのは、1回の食事を完食してもらうことよりも、食べられるものを、食べられる量だけ、少しずつ補うことです。

今回ご紹介した10個のアイデアは、どれも手軽に取り入れやすく、我が家でも実際に試しているものばかり。

まずは、

「たんぱく質」+「エネルギー」+「水分」

を意識して、食べられそうなものから無理なく取り入れてみてください。

「今日はこれしか食べてくれなかった……」と落ち込むのではなく、「今日はこれが食べられた!」と考えることも大切です。

また、食欲が落ちている高齢者は、水分摂取量も少なくなっていることがあります。

特に暑い季節は脱水にも注意が必要なので、こまめな水分補給を心がけましょう。

我が家の場合、母の往診の先生から水分補給についてアドバイスをいただき、

高齢者の水分補給目安
  • ●3食食べられている人:1日500ml程度
  • ●食が細い人:1日1,000ml程度

を目安にしています。

ただし、水分量は食事量や体調、持病、服薬などによっても異なります。

腎臓や心臓などの病気で水分制限がある場合は、自己判断せず主治医に確認してください。

「もっと食べて!」と頑張るより、「少しでも食べられるものを見つける」。

それだけでも、毎日の栄養補給はぐっと楽になります。

食欲のない高齢者の食事で悩んでいる方は、今回ご紹介した10個の方法の中から、まずはできそうなものを1つだけ試してみてくださいね。

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