認知症に『抑肝散』を併用した効果は?実は14年前にためしてガッテンでも紹介されていた漢方薬だった | くらし百科事典
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認知症に『抑肝散』を併用した効果は?実は14年前にためしてガッテンでも紹介されていた漢方薬だった

認知症の妄想・徘徊などの周辺症状に効果的な漢方薬・抑肝散介護
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私の母(81歳)は今年、アルツハイマー型認知症と診断されました。

思えば数年前から物忘れ・物の紛失・意欲の低下が見られていたのに「歳のせい」と放置してしまい80を超えいよいよ症状が悪化してきてから、別の医師に脳神経科の受診を勧められたのでした。

もう少し早く診察してもらっていれば・・・と少し後悔しております。

ともあれ診断を受けてからは、脳神経科内科の医師から処方された

・ドネペジル塩酸塩OD錠3mg~10mg
・メコバラミン錠500「トーワ」(ビタミンB)

というお薬を毎日せっせと飲んでもらってきました。

ドネペジルは認知症の中核症状の進行を緩やかにしてくれるお薬で、メコバラミンは足のしびれ等の神経症状を抑えてくれる薬になります。

ところがこれらのお薬を飲むようになった直後はなぜか『昼夜逆転』『物盗られ妄想』『夜間の徘徊』という認知症の周辺症状(BPSD)が今までよりはっきり出てくるようになってしまい、ただ忘れっぽいという症状だけの頃に比べて介護する側もだんだんしんどくなってきてしまいました。

昼夜問わず、常に不安な気持ちを抱える母から電話がたびたびかかってくるようになりました・・・

参照アルツハイマー型認知症の人が電話をかけまくる理由と対処法は?トラブル例も

そこで色々自分なりに調べてみたところ、そのような認知症の周辺症状(BPSD)には漢方薬『抑肝散(よくかんさん)』が効果をもたらすこともある、という情報にたどり着きました。

さっそくかかりつけ医に相談すると「ドネペジルと漢方薬の併用OK!」とのお墨付きをいただいたので、上記のお薬にプラスして

・ツムラ抑肝散エキス(1日一回)

も処方していただくようになりました。

参照https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%91%E8%82%9D%E6%95%A3
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↑ちなみにこちらは市販でも買える抑肝散ですが、母の飲んでいるものは黄色いパッケージの処方薬(一日一回)になります。

抑肝散とは子供から大人まで飲め、おもに不眠や気持ちの高ぶりなどを鎮めて穏やかにしてくれる漢方薬です。

子供のカンの虫や更年期女性、また認知症の周辺症状(かんしゃく・パニックなど)に悩む高齢者などに幅広く処方されています!

抑肝散のおかげで介護する人にもされる人にも笑顔が戻るのならば、すぐに試してみたいと思いませんか?

さて、我が家の認知症の母に飲ませてみた効果はいかに?!

この記事はこのような人に向けて書きました

・認知症の家族を介護している
・認知症の周辺症状がひどい
・認知症によるパニック、混乱、癇癪、昼夜逆転、不眠を治してあげたい
・介護疲れしている

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認知症のお薬に漢方薬『抑肝散』を併用した効果は?

アルツハイマー型認知症の母に、いつものお薬にプラスして抑肝散(よくかんさん)という漢方薬を飲ませてあげたら、次のような変化がありました。

抑肝散服用後の認知症の中核症状・周辺症状の変化

・物盗られ妄想→◎(なくなった)
・昼夜逆転現象→〇(元々夜型人間のため夜更かしはあり)
・不眠→〇(ショートスリーパーだが眠れているようだ)
・夜間の徘徊→〇(なくなった)
・パニックによる電話の頻度→〇(パニックではなく、穏やかになった)
・物忘れ→△(変わらず)

認知症の中核症状である物忘れ以外の部分、要するに『周辺症状』と言われる妄想・昼夜逆転・パニックなどが抑肝散を飲みだしてから約一か月でかなり改善されました!

基本的に漢方薬は『食前または食間』に服用するのが効果的ですので、母には就寝前に1日1回、他のお薬と一緒に飲んでもらっています。(我が家ではドネペジル・メコバラミンもいつも同様に夜、飲んでおります)

就寝前に服用することにしたのは、夜間の徘徊昼夜逆転現象をなくしたかったからです。

すると抑肝散を飲んでもらってから4~5日後には、早くも効果を実感する出来事がありました!

以前はいつも夜になると母から

「あなたに多めに渡しておいたお金返してくれない?!」

「確かに財布に〇万円入れておいたはずなのに足りないの。お父さんが抜いたのかしら・・・!!」

などとお金に関する妄想でパニックになり、私に電話をかけてくるという日々が続いていましたが、この日は違いました!

電話はかけてきましたが、

「あのね、お父さん今月いっぱいで定年退職でしょ。(←これは事実)これからの生活費ってまだ大丈夫かしら。」

とパニックではなく相談という感じで穏やかに問いかけてきたのです。

「大丈夫だよ。お父さんは有給2か月残っていると言っていたから今年いっぱいは収入はあるし、その間に次のお仕事探すってさ。かけもちしてるバイト収入や年金収入もあるし、貯えもあるから心配いらないよ。」

そう返すと「そうよね。安心したわ。ありがと、おやすみ!」

とにこやかに会話を終え、その後は朝まで電話が鳴ることはありませんでした。

早朝に実家を訪ねてみるとまだぐっすり眠っており、私の気配に気が付くとおだやかに起きてきて私の用意した朝食を食べてくれました。

夜に電話してきたことは忘れていたようですが、抑肝散を飲み始めてからはパニック・妄想・不眠などという認知症の周辺症状が明らかに少しずつ緩和してきているのが見てわかります!

その後一か月以上経過し、日によりますが前日の出来事を部分的に覚えていたり、簡単な家事をまた少しずつできるようになってきたり、と日に日に人間らしい生活リズムを取り戻しつつあります。

物盗られ妄想などはすっかりなくなり、ヒステリー電話の頻度もグッと減りおだやかに過ごしてくれているので介護する側としては非常に救われました!

さらに今後も長い目で様子を見ないと本当の効果はまだわからないので、これからもじっくり様子を見ていきたいと思います。

抑肝散、実はためしてガッテンでも14年前に紹介されていた!

実は今から14年前の2008年9月3日の『ためしてガッテン』ですでに

「認知症の周辺症状(BPSD)を抑えるのに抑肝散が良いということがわかった」

と放送されていました!

この放送の3年前の2005年に、日本の研究者が抑肝散に妄想や興奮などの周辺症状を抑える効果があることを発見したそうなのです。

素晴らしい!

抑肝散は漢方薬ですので、二週間~一か月間飲み続けることで効果が表れてくると放送されていました。

しかし母のかかりつけ医によれば、人によってはすぐに効果が現れたり、効きすぎてしまう場合もあるそうです。

すぐにでも抑肝散を使用したい人はまずかかりつけ医に相談の上、処方の可否を確認のうえで使用しましょう!

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