老若男女問わず人気の習い事のひとつが『空手』です。
我が家の小学生の娘も、保育園年長さんの頃から空手をやっています!
「礼儀を身につけ、元気に挨拶できる子になってほしい」
「心身ともに強くなってほしい」
という思いがあってお友達と一緒に通わせはじめましたが、本人の「私もやってみたい!」という気持ちに応えたところが一番大きいです!
ところで「幼少から空手を習っているといじめにあわなくて済む」などという噂もあるようですが、果たして本当でしょうか?
実際習わせてみた体感や、口コミなどから空手のメリットといじめられにくくなる理由を考えてみました。
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空手を習うことでいじめられにくくなる理由
ネット上の質問サイトなどでよく見かける質問が
「空手をやっているといじめられない、って本当?」というもの。
我が子が学校でいじめられていないか、はたまたいじめる側に回ってしまわないか、親御さんはいつでも心配が尽きませんよね。
空手教室でもポスターに「いじめ対策に!」などとうたって生徒募集していいる道場は結構ありますね。
いじめられたくなくて「強くなりたい!」と道場入りする子も多いのでしょう。
実際にうちの娘は空手を習い始めてから一年経ちましたが・・・正直よくわかりません。笑
空手教室の中でもいじめはありませんが子ども同士の小競り合いが起こることもありますし、口が悪い子もいるし、みんながみんな聖人君主と言うわけではありません。
今のところうちの娘はいじめられてもいなければいじめてもいないようですが、それが空手の効果なのかどうかは正直判断がつきません。
正直言うと、『身体が強くなった』『身体が大きくなった』だからといってそれがいじめられなくなる、という風には結びつかないと思います。
「あいつ空手やっているらしいからヤベーぞ、やめとこうぜ」
という風に暴力的ないじめっ子から一時的に退避することはできるかもしれませんが、すべてのタイプのいじめに対応できるかといえば全くそんなことはありません。
ただ、空手は格闘技の中でも技術と知識のレベルが高く、適切な指導を受ければ自分を守るための技術を身につけることができます。
また身体も鍛えあげることができるので、自信を持って自分自身を表現することができる精神的な強さも身につけることができます。
それらによって得られた自信が心の余裕になり、いじめっ子が寄り付かないというメリットはあるかもしれません。
なお、実際に稽古で痛みを知っているので人の痛みを理解してあげられる優しい思考も身に付きやすく、いじめっ子にもなりにくいというメリットがありそうです。
ストレスやモヤモヤを稽古で発散できるというのもいじめる側の思考になってしまう暇がなくなると考えられそうです。
結論、空手がいじめを必ず遠ざけるとは一概には言えませんが効果がないとは言えない、しかし子供の心身の発達に良い影響は与えてくれそう、と感じています。
小学生から空手を習うメリットは?
小学生から、というか幼いうちから空手を習っていると得られるメリットは、大きくわけて6つあります。
メリット①身体的な健康維持
空手という格闘技はとても運動量が多いです。
そのため運動神経が磨かれ、体力・持久力・バランス感覚・反射神経などの身体能力の向上に繋がります!
また正しい姿勢も身につくので、猫背やスマホ首、巻き肩といった悪い姿勢を予防することもできます。
メリット②精神的な健康維持
空手は礼儀やルールが厳しいです。
そのため師範や先輩などへの敬意、自分自身への責任感、相手選手への思いやりなど、社会的な心を幼いうちから育むことができるようになります。
また、達成感や克服感、自信の向上など精神的な健康を維持するための効果も大いに期待できます!
メリット③自己防衛(守り)技術の習得
空手には『蹴り技』『打撃技』『投げ技』『締め技』などがあり、これらの技術を習得することで自分自身を守るための技術を身につけることができます。
また空手の練習には、実践的なシミュレーションも含まれるので、いざという時に冷静に正確な行動ができるようになることが期待できます。
メリット④集中力・忍耐力の向上
空手の練習には、ストレッチ・技術・フォームの習得(型)・パートナーとの稽古やスパーリングなど色々な要素が含まれます。
これらの練習を通じて、集中力や忍耐力が向上することが期待できます。
特に繰り返し行う基本的な動作や技術の練習は、集中力や忍耐力を鍛えるために効果的です。
メリット⑤自分に自信が持てるようになる
空手を練習することによって身体能力や技術が向上し、それによって自信がついていきます。
また練習において失敗や挫折を経験することもあると思いますが、それらを克服していく過程も、自信をつける効果があると言われています。
自分に自信が持てるようになると、普段から堂々と振舞えるようになるため、自然といじめっ子が寄り付かなくなりいじめられなくなるというメリットもありそうです。
メリット⑥コミュニケーション能力の向上
空手は個人競技ですが、練習や試合においては師範はパートナー、対戦相手たちとコミュニケーションをとる必要があります。
とくに空手などの格闘技は『礼に始まり礼で終わる』が基本ですので、道場で挨拶については厳しく指導され、声が小さかったり礼がおざなりだったりするとやり直しを命じられたりもします。
そして当然試合などでも出会う人々との交流があるため、自然とコミュニケーション能力の向上につながっていくと思われます。
空手を習うデメリットは?
空手を習うことにデメリットは基本的にはありませんが、注意点をあげるとすると次の3つを思いつきました。
デメリット・注意点①ケガのリスクがある
空手は格闘技ですので、稽古中や試合中にケガをしてしまう恐れはあります。(どのスポーツでも同じですが)
そのため、もし空手を習わせるなら
・道場の指導者が適切な安全対策を講じているか?
・生徒が正しいフォームで練習しているか?
などについて注意してみておく必要があります。
デメリット・注意点②過剰な競争意識が芽生えるかも
まれに、道場において過剰な競争意識が蔓延してしまうことがあるそうです。
適度な競争意識は良いのですが、あまりヒートアップしてしまうと生徒たちが自分よりも上手な先輩に対して嫉妬心や敵意をむき出しにすることがあり、そうなると練習に集中することができなくなる場合もあります。
道場選び、指導者の選択、道場の雰囲気などは事前に慎重にチェックしておくと良いでしょう。
デメリット・注意点③時間・費用の負担がある
空手を習うには、次のように時間・費用の負担があります。(他の習い事でも同じですが)
・稽古のための時間
・指導料、稽古着や装備を揃えるための費用
また協議会や審査会に参加する場合にも参加費や交通費が必要になります。
これらの負担が家計や生活スタイルに合わない場合は、空手を習うことが難しいかもしれません。
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