ぎょう虫検査を知っていますか?
俗に「おしりペッタン」などと言われていた、お尻にセロファンを貼って提出するアレです。
あのお馴染みのぎょう虫検査、ここ数年で徐々に廃止されつつありましたが、
娘の地域の保育園・幼稚園・小学校などにおいても平成31年度で完全に廃止されることになりました!



しかし、ぎょう虫症は完全になくなったわけではありません。
今後知らないうちに我が子がぎょう虫症に感染したり、発見が遅れた為に感染を拡大してしまわないために、できることをしましょう!
ぎょう虫症って何?
約1cmの白い糸のような虫が身体の中へ入り込み、人間の大腸へ寄生する病気です。
成虫のメスが、夜寝付いた頃に肛門まで出てきて卵を産み付けます。
そこで痒くて掻いてしまうと爪の中に卵がついてしまい、それを知らず口に入ってしまったりして体中をぎょう虫が巡ってしまうことになります。
また、お尻を掻いたりして皮膚炎をおこしたり、睡眠不足やグズリが発生することもあります。
ぎょう虫症の感染経路は?
感染した人が肛門を触った手で物や人に触れてしまうことで、手指・爪などに付着した卵がついてしまい、それを触った人の手から体内に入り経口感染してしまいます。
人から人へと感染していき、家庭内感染や集団感染を引き起こす可能性もあります!
アタマジラミみたいな感じですね!
なぜぎょう虫検査は廃止されるの?
かつては衛生環境が悪く、結核と並んで国民病と位置付けられていました。
しかし現代では化学肥料の普及・下水道などの衛生環境の整備が進み、また集団検便や集団駆除の普及もあって、感染率は激減しました。
そこで学校保健安全法の改正も受けて健康診断での検査を廃止することになりました。
ぎょう虫症予防の為に気をつけること!家庭でできるよ。
・爪はいつも短く切っておく。
・爪をかまないようにしましょう。
・トイレの後は必ず手を洗うこと。
・入浴・シャワーなどでお尻も身体も清潔にしておくこと。
もしぎょう虫症になってしまったらどうする?



上記の症状があれば、まずはすみやかに医療機関を受診しましょう!
もしぎょう虫症に感染していることが確定すると、ぎょう虫駆虫薬が処方されます。
卵が成虫になるタイミングを見計らって(2~3週間後)、再度服薬することで完全に駆虫できます。
ぎょう虫症予防まとめ
ぎょう虫症検査のおしりペッタンが全国的に廃止されることになったので、感染の発見が遅れることで学校や保育園・幼稚園などで感染拡大してしまったりしないよう、正しい知識を身につけ、家庭でできる予防法を守りましょう!



自分だけでなく、家族や周囲の人の健康も守りましょうね♪








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