「長年連れ添った夫婦だから絶対大丈夫!」とおちおち安心していられないのが夫婦の仲。
現代の日本では約2分に一組が離婚していると言われるほど、離婚は全く珍しくない出来事となっています。
コロナ禍が原因で離婚する、俗名「コロナ離婚」の割合については、増えてはいないと言われていますがやはり一定数存在するのも事実です。
参照今話題!テレワークで「コロナ離婚」に至る理由とは?その意味・真相
そんな中、なんとコロナによるテレワークが原因で離婚の二文字がチラついてしまった、私の知り合い夫婦。
話し合いの末、2人が離婚を回避する為に選んだ方法は「半別居婚」でした!
あくまでも離婚ではなく夫婦仲の関係修復をするために選んだ手段で、スープの冷めない距離で別々に暮らす半別居婚。
半別居婚は今、小泉進次郎&滝川クリステル夫妻・壇蜜&清野とおる夫妻・misono&Nosuke夫妻・星野源&新垣結衣夫妻などなど、芸能人の間でも広まってきている新しい夫婦の形ですよね。
実は、半別居婚こそ令和の理想的な夫婦の形かもしれません!
今日は、長年連れ添った私の知り合い夫婦・Aさん夫妻が夫婦仲を修復して心地よく過ごせるためにあえて選択した「スープの冷めない距離での半別居婚」の話について、もう少し詳しくご紹介していきます。
・最近夫婦仲が微妙だ
・夫婦仲を修復したい(離婚は避けたい)
・リモートワークで24時間一緒で息が詰まる
・結婚してから自分の時間がない
・共働き夫婦で子供はいない
・家が狭い
スープの冷めない距離での半別居婚を選択したAさん夫婦の略歴
こちらは、リモートワークが原因でコロナ半別居婚を選択した、Aさん夫婦の当時の略歴です。
結婚歴:25年
子供:なし
職業:夫(休職中)妻(会社員)※妻は在宅勤務中
共通の趣味:映画、カラオケ、スポーツ観戦、お酒など
20代の頃に共にITエンジニアだった二人は、職場で出会いすぐに結婚。
その後子供には恵まれませんでしたが共通の趣味や友人が多く、結婚以来20年以上、とても仲良くやっていました。
50代になり、介護問題やお互いの持病などで思うように仕事や生活ができなくなった時期もありましたが、支え合って仲良く暮らしてきたおしどり夫婦でした。
夫婦仲が微妙になってきたのはコロナが原因
しかし、そんな夫婦の仲に隙間風が吹き始めたのはコロナ禍真っただ中の2020年春頃でした。
その頃、夫・A太郎さんは持病で仕事を約1年休職していたのですが、コロナによる緊急事態宣言が発令されたことにより、妻・B子さんの仕事が完全テレワークに切り替わり、夫婦が24時間顔を突き合わせる日々が続くようになってしまいました。
それまでは、A太郎さんが持病で仕事ができなくてもA太郎さんはできる家事を担うことで家庭を支え、B子さんが働きながらA太郎さんを養いつつ、お互い励まし合いながら仲良く過ごせていました。
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ところがコロナ禍のせいで夫婦が24時間顔を突き合わせるようになると、それまで感じなかったようなストレスをお互いジリジリ・・・と感じ始めるようになったと言います。
どちらかが浮気をしたとか、暴力を振るうとか、借金をしたとか、そんな理由ではありません。
ふんわり感じる「ウザさ」「息苦しさ」。
それがいつしか我慢できなくなっていってしまった原因だったようです。
離婚が目的ではない、前向きで明るい半別居婚。令和の新しい形かも?
そこで二人が選択したのが「半別居婚」でした。
大切に思っているし、お互い離婚したくはない、しかし一緒にいるとお互いストレスが溜まって態度や言葉でつい傷つけあってしまう。
少し距離を置いて生活したい、お互いプライバシーを大切にしたい。
それでお互い幸せに過ごせるなら試してみようか。
ということで2人が選んだ方法は、近距離に建つマンションにそれぞれ部屋を借りるという形での「スープの冷めない距離での半別居婚」だったのでした。
二人が半別居婚を選択した理由・その後の変化
あくまでも二人の別居は「離婚」を目的としていない、ということが前提でした。
・浮気、借金、暴力、モラハラなどは一切ない
・お互い仲良く老後を迎えたい
・24時間一緒にいるのがキツイだけ
このような理由で半別居を選んだわけで、決して二人は別れることが本望ではないということです。
お互いクールダウンできる場所が必要で、近距離での別居ならばお互い簡単に行き来もできる。
これならば仲直りも可能かも、という明るい未来を期待しての前向きな別居なのです。
事実、二人は別居婚を始めてほどなくこのように言っていました!
歩いてすぐの近くのマンションだけどね(笑)今はストレスも減って体調はかなり良くなったよ!
新しい”令和の老後の形”かもね(笑)
以前に比べていい心の距離感を築けているようです。
なんなら以前よりA太郎さんも積極的に家事を担当するようになり、毎日どちらかの家で二人そろって手作りの夕食を取るまでに夫婦仲が回復したそうですよ!
半別居婚とは?
一つ屋根の下での同居を解消し、近距離間でそれぞれ独立して生活することです。
例えば同じアパートやマンションの別の部屋同士や、最寄駅が同じ地区内にそれぞれ物件を借りるなどです。
週末や時間のある時にはお互いすぐに行き来できるぐらいの距離感での別居、といったイメージですね。昔でいう『離れ』みたいでなんだか良い感じ。
●もっと別居婚について知りたい人には、Kindleでも読めるこちらの書籍が手っ取り早くてオススメです。
●定年目前世代ならこちらの本もオススメです。
加山雄三さんも実践していた「卒婚」について書かれています。
半別居婚を選択するメリット
別居婚を選択する事で得られるメリットは、例えばこのような点だと言います。
・適度な距離感を保てる
・プライバシーを確保できる
・感染症にかかった場合に家族間感染を防げる
このようなメリットがあるので、険悪になってしまった夫婦の仲を修復に導いてくれて良好に保ってくれる効果が期待できます。
お互い仕事をしており、自立した関係性の夫婦であれば最初から別居婚を選ぶ夫婦も今は増えています!
これからの新しい夫婦の形かも?
メリット①:自分のペースで生活できる
1人なので、起きる時間も寝る時間も、食事の内容もクーラーの温度もチャンネル権も全て自分の自由です。
イビキが煩い、などとウザがられることもありません。笑
テレワーク仕事中に呼ばれることもないし、お互いやりたいことに集中することができます。
メリット②:適度な距離感を保てる
「彼と(彼女と)四六時中一緒にいたい!」という性格の人には別居婚は向いていないかもしれません。
しかし、「一人の時間も必要」という人にはもってこいなのではないでしょうか!
物理的に会えない時間があるぐらいの方が新鮮な気分を保て、お互いを尊重する心の余裕が生まれる、ということもあるようですよ。
メリット③:プライバシーを確保できる
例えば夫は人を家に呼ぶのが好き、妻は自分一人で何かに没頭したい、という正反対の性格の夫婦の場合は、同居していると意見がぶつかる事も多々あるでしょう。
半別居婚ではそういったことがなくなり、お互い自分のプライバシーを守れるのでストレスがなくなります。
メリット④:感染症にかかった場合に家族間感染を防げる
これは令和ならではの理由といった感じですが、万が一コロナウイルスやインフルエンザ、ノロウイルスなどのウイルス感染力の強い病気にかかってしまった場合、同居していると隔離しているつもりでも家庭内感染は完全に防ぐことは難しいでしょう。
しかし半別居婚であれば、安心して自宅療養が可能です。
しかも目の届く距離、いわゆるスープの冷めない距離に住んでいるのでお互い看病もしやすいちょうど良い距離感ですよね。
半別居婚のデメリット・不向きな場合
半別居婚にはデメリットもありますし、不向きなタイプの人もいます。
・心が離れやすい
・浮気や散財の心配がつきまとう
デメリット①:お金がかかる
半別居婚の一番の問題は「お金がかかる」ということです。
離婚しているのであれば、慰謝料・養育費などの収入もアテにできるかもしれないし、しばらくはやっていけるかと思います。
しかし、離婚せずお互いに独立して生活するのであれば、お互いに経済的に自立している必要がありますね。
共働きは必須と言えるでしょう。
デメリット②:心が離れやすい
一つ屋根の下で衣食住を共にしないということは、物理的に心も離れやすい環境にあります。
元々依存性の高い性格であったならば、寂しくて仕方なくなってしまったり、心が離れて他の人へ関心が向いてしまったりするかもしれません。
関係性の修復を目的とした半別居婚であるならば、お互い連絡を取り合ったり、時間があえば食事を共にしたり、最低限夫婦らしさを忘れないようにすることが心が離れない秘訣でしょう。
デメリット③:浮気や散財の心配がつきまとう
上記でお話したとおり、物理的な距離ができることで心が離れてしまうと浮気に走ってしまう人もいるでしょう。
伴侶の様子を常に心配するようになってしまうことにもなるかもしれません。
また自由な生活を手に入れることでタガが外れてしまい、急に財布の紐が緩んで散財・借金をしてしまう恐れもあります。
関係の修復を望む夫婦が離婚ではなく半別居婚を選択するメリット・デメリットまとめ
あくまでも夫婦仲を修復し離婚を回避するために、スープの冷めない距離での半別居婚を選択したAさん夫妻の例をご紹介させて頂きました!
コロナの影響で在宅リモートワークが続いたり、病気で休職せざるを得なくなったりと、予期せぬ理由で夫婦が24時間共に顔を突き合わせなければいけない状況になり、良好だった夫婦仲が微妙になってしまったという例はたくさんあると思います。
離婚の二文字だけは回避したい、お互クールダウンできればまた元の仲良しに戻れそう、そんな夫婦には前向きな半別居婚という選択もオススメしたいです。
実際、Aさん夫妻は近所での別居を始めてすぐにリフレッシュして元気を取り戻すことができ、旦那さんは仕事にも復帰して生活も良い感じに回るようになったと聞きました。
もちろん夫婦仲も煮詰まっていた数ヶ月前に比べて格段に修復されていて、ほぼ毎日夜は一緒にお酒を飲みながら食事をしているそうです!
実はコロナに関係なく、ママ友の周りでも「別居婚憧れる~!」「離れが欲しい~!」「近居で離れて暮らせば家族に優しく接することができそう!」などと、最近は別居にあこがれを抱いている人が多く、別居婚は密かに人気急上昇中と思われます。
もちろん、経済的にも精神的にも自立していることが前提にはなりますが、離婚を踏みとどまりたい夫婦にこれからは半別居婚を選択肢の一つとしてオススメしたいと感じています。
令和の新しい夫婦の形?これからの理想的な老後の形?
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