新一年生の我が子が心配だから付き添いたい!
登校班にはいつまで付き添っても大丈夫?
子どもが小学校へ入学し晴れて新一年生として毎日通学するようになると、登校時のことが心配になりますよね。
ランドセル・手提げバッグ・ピアニカ・体操着・絵の具・タブレット端末・さらに雨の日には傘など毎日大荷物を抱え、長い距離をわずか120㎝前後の小さな身体で歩いてヨッコラヨッコラ通学する姿を見ると、心配になるのは当然です!
ちなみに文部科学省が2015年に策定した『公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引』によると、公立小学校の通学距離はおおむね4km以内と基準が定められています。
国では、公立小・中学校の通学距離について、小学校でおおむね4㎞以内、中学校ではおおむね6㎞以内という基準を、公立小・中学校の施設費の国庫負担対象となる学校統合の条件として定めていることから、通学条件を通学距離によって捉えることが一般的となっています
4kmって、子どもの足だとかなりの距離じゃないですか?!驚きました。
もっとも都内の公立小学校ですと越境しない限りはもっと短い距離で済みますし、登校班があることも多いでしょう。
うちの娘の場合は一番学校から遠い班ですが、距離は1km弱と言ったところです。
しかし地方の公立小学校であれば、4km近い距離を毎朝一人で歩いて登校しなければならない場合もあるでしょう。
距離や登校班の有無にかかわらず、新一年生の親なら
「迷惑!と言われるまでは登校に付き添いたい!」
という人は少なくないはずです。私もそうです。笑
実際に娘が新一年生の時の4月の一か月間と、そして今年は登校班の委員になったため4月に入ってから毎日校門まで子供を見送っていまして、そんな私が登校班への付き添いの見解をまとめてみました。
・子どもが小学校入学したばかりの新一年生だ
・心配で登校班へ付き添いたい
・できればずっと登校に付き添いたい
・いつまで登校班に付き添っていいか知りたい
・通学距離が遠い
・登校班がない
・登校班へ付き添うと迷惑がられるか気になる
実際起きた!私が見た、新一年生の通学時のトラブル例
私は以前小学校へ入学した新一年生の時の娘の登校班に、4月の一か月間毎朝付き添っておりました。
そして今年は登校班の担当委員になったため、4月に入ってから毎日新一年生の見守りのため登校班に付き添っております。
実際に3年間に渡り4月の約1ヶ月間毎日登校班に校門まで付き添ってみたら、思った以上にトラブルが起きるということを実感しました!
例えば4月~5月の間だけでも、娘の登校班では次のようなトラブルが起きました。
②新一年生、集合場所の階段を踏み外して転び鼻から出血する
③新一年生、6年生の班長のスピードについていけずどんどん列の間隔が伸びていく
④新一年生、下を向いて歩いていたら電信柱に激突
⑤新一年生、給食袋がガードレールに引っ掛かりつまずく
⑥新一年生同士、登校時の話し声がだんだん大きくなりケンカになる
⑦新一年生、雨だが傘を途中で放り出しびしょぬれで歩き出す
⑧新一年生、ヘアゴムが気に食わないと急に逆走して帰ろうとする
⑨新一年生、ランドセルが大きすぎて歩くたびに肩からずり落ちまくる
➉三年生、途中で忘れ物を思い出し急に一人で離脱
⑪信号で全員渡り切れず、登校班が途中から分断される
⑫班長・副班長の6年生が移動教室で不在の日、代理の4年生が班長を務めるがキョロキョロ・ヨロヨロして列が渋滞する
⑬二年生が登校渋りで列からどんどん離れていく
見てお分かりになると思いますが、ほぼ新一年生のトラブルです(笑)
ちなみに①は娘の出来事です(笑)
娘が転んでしまったその日は、たまたま出発後に登校班の保護者顔合わせ会がある日で、私はその日に限って引率しなかった日でした。
出発して数分後に
「娘ちゃんが転んでいるので、すぐ来てください!」
と旗当番のママさんから携帯電話に連絡が入ったため慌てて行ったら、旗当番係のママとたまたま通りかかった小学校の先生に慰められている心折れた娘がいました笑(傷は大したことない)
結局、その後手をつないで一緒に校門まで付き添いました。
まだランドセルや大荷物を1人で持つことや、効率的に歩くことに慣れていない新一年生は、登校時にこのように様々なトラブルが起きることがあります。
「班長さんは6年生だし、ほかにも上級生が一緒だから大丈夫でしょ?」
などと高をくくっていると大変!
上級生たちはこちらが思っているほど下級生のことなど目に入っていません。
また、新一年生はこのようなトラブルをきっかけに学校へ通うのが嫌になってしまったりすることもあり得ます!
実際、上記のトラブル後はうちの娘を含めた新一年生たちがこぞって「ママ~明日も付いてきて~」と言っていました。
このような出来事があったので尚更、過保護と言われようが子どもが嫌がるようになるまで付き添っても別にいいのではないかと思うのです。
登校班へ親が付き添うメリット
登校班へ親が付き添うことで、次のようなメリットがあります。
メリット①登校途中の急なトラブルに対処できる
上記のようなトラブルや登校班メンバー同士のトラブル、または事故などが万が一起きたとき、大人が付き添っていれば素早い対処が可能です。
一か月登校班に付き添ってみてわかったのは、旗当番係のママがいても校門までは付き添わない場合が多いということ。
ということは、大人の目が届かない時間帯があるということになります。
↓ GPSを持たせる、というのも一つの手ではありますが・・・
一人でも多くの親が校門付近まで付き添ってあげれば、トラブルを未然に防ぎつつ安心して子どもを学校へ送り届けることができますよね!
なお、台風・大雪など悪天候の日については、むしろ学校側から「本日はできるだけ保護者の付き添いをお願いします」と連絡が来る場合もありますよ。
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メリット②不審者が寄り付かない
さすがに朝っぱらから登校班の団体に寄り付く不審者はよほどのツワモノかもしれませんが、時にはちょっと危ない大人が絡んでくることもあるかもしれません。
また登校班がない学校でしたら一人で登校しなければならず、人通りの少ない場所や薄暗い場所を通らなければいけない場合、特に心配ですよね。
保護者が付き添ってさえいれば、そのような不審者が寄り付いてくることは最低限防ぐことができます。
事実、保護者の付き添いの多い地域では不審者目撃情報が少ないという情報もあります。
大人の目が光っているぞ~、と威嚇するだけでも不審者は寄り付かなくなるものなのです。
メリット③慣れない新一年生も安心できる
新一年生はまだ6歳、ついこの間まで幼稚園や保育園にパパ・ママや先生と一緒に通っていました。
ランドセルを背負って小学生になった実感がわいている頃だとは思いますが、まだまだパパママがいないと不安でいっぱいのお年頃です。
実際、上記のトラブルのあとは新一年生のみんなが「ママ~、ついてきて~」と言っていました。
発熱などで何日もお休みしていて久しぶりの登校の日も、子どもたちはまだ体力が万全ではないため、重い荷物をかかえてやや不安そうです。
ちょっとした出来事で学校へ行くのが嫌になってしまうこともありえますので、できることならば親が少しでも付き添ってあげるとホッとするはずです。
メリット④不登校気味の子どもの心に寄り添える
登校班がいやだ、学校がいやだ、友達がいない、朝が苦手、理由は様々ですが不登校スレスレの子どもはいつも不安でいっぱいです。
親が一緒に付き添ってあげることで子どもが安心できるのであれば、積極的に学校まで付き添って登校しましょう。
子どもを全力で守ってあげられるのは親しかいませんからね!
メリット⑤大人も運動不足解消!
8回登校班の付き添いしただけで1キロ痩せたー!!!!
— ネスマホ🎊 (@nesumaho) April 22, 2022
これは完全に自分へのメリットですが笑
例えばうちの娘の通学路の場合、校門まで付き添うと往復約2kmの距離を歩くことになるのですがこれが結構いい運動になるのです!
春先の涼しい日でも、往復歩くとジンワリと汗ばむぐらい!
日頃から運動不足なので、子どもに付き添うついでに自分のダイエットにもなると信じて毎日歩いておりました笑
登校班へ親が付き添うデメリット
登校班へ親が付き添うことで、逆に次のようなデメリットがあるかも、と考える人もいるようです。
デメリット①子どもの自立心を妨げる?
いつまでも登校班に親が付き添うことで、逆に子どもは
「大人がいるから適当でいいや」
と甘えてしまうのではないか、班長さん等の自立心や責任感を妨げてしまうのではないか、という意見もあります。
子どもを信じようともせず、大人主導で口ばかり挟んでいるのであれば確かにそのような懸念があるかもしれません。
しかし付き添うといっても後ろからそっと見守り、基本的には子供たちに任せていくオブザーバー的スタイルであれば、子どもの自立心に影響を及ぼすことなどないのではなく逆に成長していけるのではないかと思うのですがいかがでしょうか。
合わせて読みたい小学生になってここが変わった!新一年生の心の成長ポイント
デメリット②PTA役員にスカウトされてしまうかも?
こちらは親への影響のお話ですが(笑)
毎日登校班へ付き添っていると「熱心な保護者さんだな」と思われて、次年度のPTA役員や委員にスカウトされてしまう可能性があります。
子供たちの登校班を司るPTA役員は、校外指導委員・補導委員など学校によって様々な呼び方はありますが、だいたいどこの学校にも存在する重要な仕事です。
そして他の仕事に比べて人気がないそうです。なぜか?
拘束時間が長いからです!
他のPTAの係はイベントまでの数回の集まりで終わったりしますが、登校班を司るお仕事は毎朝の付き添いだけでも一年中続きます。
通学路の安全を守るための見守りや、安全マップの作製、登校班の連絡網(LINEもあり)や旗当番表の作成などなどやることがたくさんあります。
そして学校によっては登校班ごとのお祭りやイベントを行う場合もあり、集金活動や準備に追われるのでかなり忙しいのです。
なので毎年、早い時期から現行の役員さんは次年度役員候補を探すことに躍起になっているので、毎日熱心に付き添っていると必ず一度はお声がかかることでしょう笑
しかし子供たちや先生と深くかかわることができるので、毎朝付き添いたい人は逆に委員を引き受けちゃった方が楽しいかもしれませんよ!
登校班への親の付き添い、みんないつまでしてた?
小学校の登校班への親の付き添い、いつまでしている人が多いのでしょうか?
同じ登校班の先輩ママに
「校門まで毎日付き添うのは過保護ですかね~!笑」
と相談してみたところ
「実はうちも1年生のうちは1年間付き添いました~!だから大丈夫です!逆に助かります!」
と言ってもらえて肩の荷が下りました♪
他のパパさんなども、
「昔はこんなに親が付き添うこともなかったたし、今は過保護かな~とも思うけど何かと危ない時代ですから心配ですよね~」
と言って、かなりの頻度で途中まで付き添っていらっしゃいます。
ちなみに私は初年度は4月いっぱい毎日校門まで付き添いましたが、5月以降も手前の信号まで、みどりのおじさんが立っている交差点まで、と距離を縮めつつ付き添いを続けていました!
3年になった現在でも、集合場所への付き添いは欠かさず行っています。
なお、他のブログなどでの保護者たちの意見も集めてみました!
短いパターンで数日、長いパターンでは年単位の付き添いをしたという人もいるようですが、多いのは『4月中』『GWあたりまで』『雨の日は』『病み上がりは』という人をよく聞きますね。
あとは『子どもに「もう来ないでいいよ!」と迷惑そうに言われる日まで』という意見も意外と多いようです(笑)
なお『5月病』という言葉があるように、小学生も気張っていた4月が過ぎ、5月になって急にやる気を失い始めるという時期に突入する子もいますから、4月さえ乗り切れば安心というわけではありません。
それからこれは稀なパターンですが、班長さんや副班長さんをしている5~6年生は、調理実習の準備・運動会の練習・委員会活動・鼓笛隊の朝練などなどの理由で早く家を出ないといけない日があります。
そのような日は登校班に班長さんが不在になり低学年の子供たちだけになるので、校門まで付き添っているお母さんは普通に見かけますね♪
そうそう、例えば
「アメリカでは13歳未満の子どもを一人で外出させてはいけない」
という法律があるぐらいですし、小学生の登校に付き添うぐらいはまだまだ全然有りだと思いますね。
今後も私は、登校班への付き添いは状況に応じて臨機応変に対応していきますよ!
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