我が家の小学一年生の娘は、東京都某区(東京西部)の公立学童保育に通っております。
その学童でいま一番アツい遊びが『めちゃあて』。
めちゃあてが始まると毎度子どもたちの目の色が変わる変わる!
学童ではめちゃあての時間が学年ごとにちゃんと決められているほどの人気ぶりです。
娘は帰宅後も、学校の話そっちのけで学童でやっためちゃあての話を夢中で語り始めます。
ところで・・・めちゃあてっていったい何?どんな遊び?
少なくとも私は、娘が学童でやるようになり初めて聞きました!
皆さんはめちゃあて、ご存じですか?
そこで今回、私は
・めちゃあてってどんな遊び?
・めちゃあてという呼称はローカル呼び?他の地域では何と呼ばれている?
この2点について調べてみました!
めちゃあてってどんな遊び?
めちゃあてとは、ドッチボールの枠線なしバージョンのような感じで、相手にボールを当てる遊びです。
しかしドッチボールとは明確に違い、もうちょっとルールが雑でちょっぴり激しい遊びです。
めちゃあてには次のような決まりがあります。
めちゃあてとはコートや陣地も何もない場所で、とにかくボールを持った人が身近にいる相手にボールを当てにいき、こぼれ球を拾った人が今度はボールを当てる権利を得るというゲームです。
当てられた人は、舞台や端っこなどの場所で待機しています。
そして自分を当てた人がもし誰かに当てられたら、自分が復帰することができます!
プレー時間やボールの数などは地域や状況によって様々です。
めちゃあてってローカル呼び?他の地域での呼び方は?
板橋区と練馬区の境目です。「めちゃあて」 という名前で、放課後は黒板消しをつかったりしました。ぶつけられたら黒板消しにチョークをたっぷり塗って別の人に投げつけるので、チョークまみれで帰宅してイジメを疑われたりしました。https://t.co/7ye3tJ7MIu
— ぴこっと (@picotto919) March 31, 2021
『めちゃあて』は呼び方のほんの一例のようで、どうやら東京西部(練馬区・板橋区のあたり)の一部でしか使われていなさそうです。
日本全国では他にも様々な呼び方が存在するようですよ!
ちなみに、こちらがSNS上で見かけためちゃあての呼び方の一例です。
・めちゃあて
・めちゃぶつけ
・ばらあて
・王様ぶつけ
・天下(てんか)
調べたところどちらかというと一番多く見かけたメジャーな呼び方は『めちゃぶつけ』で、足立区・港区・新宿区・文京区・川崎市などではそう呼ばれていたという人が多かったです。
めちゃ〇〇、という呼び名はどちらかというと東京近郊ローカルなのか?といった印象でした。
足立区のローカルかもしれないけど、コートも何もなくて、単にグラウンドで手近な奴にボールをぶつけて、ボールを拾った奴がまた手近な奴にボールをぶつける「めちゃぶつけ」っていう種目があって、原初の狩猟本能を満たすためだけの異常な遊びだったな……
— yancya (@yancya) March 30, 2021
「めちゃぶつけ足立区以外にもあるはずだよな」ってリプを読んでたら、「うちは川崎ですがありました」って書き込みを見つけて、「まさか足立区と川崎にしかないのか……?選ばれし土地っぽくなってきたぞ……?」ってなりました
— 一石楠耳@映魔レンタルショップ地下迷宮一号店にようこそ (@isikusu) March 31, 2021
港区でもやってましたね、めちゃぶつけ。 https://t.co/ehLDXyjecf
— 桂木裕【パセリの魔術師】 (@mayakima) March 30, 2021
「めちゃぶつけ」新宿区も文京区もあった #玉袋筋太郎 #宇多丸 #バラダン
— バラいろダンディ (@barairoMX) April 16, 2021
めちゃあてが子どもに与えるメリット
一見激しくて、トラブルを招きそう・・・!と心配になってしまうめちゃあてですが、教育的な観点で色々メリットがあるようです!
メリット①子ども同士のトラブル解決能力を高める
激しくプレーしていれば、子ども同士のトラブルなども当然起こりうることです。
例えば顔面にボールが当たってしまった、押した押された・・・などなど。
しかし多くの教育現場では、すぐに教師が介入するのではなく極力子ども同士で解決させるようにするのだとか。
それによりトラブル解決能力が身につき、様々な学びが得られるのだそうですよ!
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メリット②短時間でも高い運動量を確保できる
特に決まりはありませんが、めちゃあてはダラダラ行うゲームではなく、だいたい1ゲームにつき1分~3分ぐらい、の短いスパンで行います。
その短い間に、陣地が決められたドッチボールとは違い体育館などの広いスペース内を走り続けながら、ボールをよけつつこぼれ球を拾いに動く。
人数によっては、1ゲームで2~3個のボールを同時に使うこともあります。
これが凄い運動量に繋がるんですよね!
メリット③ドッチボールが苦手な子にも平等にチャンスが与えられる
ドッチボールでは、一人が集中して狙われてしまったり、一度当てられたら外野に出たきりほとんどボールに触れる機会がなかったり、ということが起こりやすいゲームです。
「ドッチボールはあまり好きじゃない・・・」という子もいますよね。(私もそうでした!)
しかしめちゃあては、誰しもがプレイヤーであり鬼です!
こぼれ球を拾いさえすればいつでもボールを投げることができるし、復活劇もあります。
例え足が遅くても、コントロールが良ければバシバシ当てまくれる!
例え最初は弱い自分が当てられたとしても、次は自分を当てたアイツを狙ってみんなが一斉に動く!
痛快です。
そしてたくさん当てた人には拍手!最後まで当たらなかった人にも拍手!
このように、一見激しいめちゃあてですが実は優しさを伴うゲームなので、根強い人気があるのでしょうね。
学童や児童館で人気の『めちゃあて』って何?ローカルな名称なの?まとめ
学童や児童館などで人気の遊び『めちゃあて』(めちゃぶつけなどとも言う)について、そのルールや他の名称などについてまとめてみました。
めちゃあてという名称はどちらかというと関東西部の一部でのみ呼ばれているようで、全国的にはめちゃぶつけ・ばらあて、と言った名称のほうが有名なのかな?と感じました。
ドッチボールよりもルールがゆるく、全員にチャンスがあるめちゃあては、子ども同士のトラブル解決能力を高め、基礎体力もつくということで教育現場でもよく行われるようです。
あなたはめちゃあて、知っていましたか?
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