「うちの子、小学生なのに仲の良い友達がいないみたい……」
「休み時間は誰と過ごしているんだろう?」
「お友達と遊ぶ約束をしてこないけれど、大丈夫かな?」
小学生の子どもを持つ親にとって、友達関係は気になることのひとつですよね。
クラスの中でいつも一緒にいる友達がいる子を見ると、わが子にも仲良しの友達がいるのか、つい心配になってしまうものです。
私も、娘が小学校低学年の頃は同じような悩みを抱えていました。
娘は小学2年生頃まで特定の仲良しグループに所属することが少なく、友達と遊ぶ約束をしてくることもあまりありませんでした。(学童保育には行っていました)
ところが、学年が上がるにつれて、少しずつ友達との関わり方が変わっていったのです。
この記事では、小学生の子どもに友達がいない・少ないと感じるときに考えられる理由や、親ができる対処法、学校に相談する目安を紹介します。
わが家の娘の実体験も交えながらお伝えするので、同じように悩んでいる方の参考になればうれしいです。
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小学生の子どもに友達がいない・少ないのは大丈夫?
まず知っておきたいのは、友達の人数や、決まった仲良しの子がいるか、グループがあるかどうかだけで、子どもの学校生活の充実度は判断できないということです。
いつも大勢の友達と遊ぶ子もいれば、特定の一人と深く付き合う子、一人で好きなことをして過ごすのが好きな子もいます。
また、学校では一緒に遊ぶ友達がいなくても、習い事や地域の活動など、別の場所で気の合う友達を見つける子もいます。
そのため、友達が少ないこと自体をすぐに問題と考える必要はありません。
ただし次のような場合は、少し注意して様子を見てあげましょう。
- 本当は友達と遊びたいのに、仲間に入れず悩んでいる
- 休み時間に一緒に過ごす相手がいなくて寂しそう
- 友達とのトラブルをきっかけに、学校に行きたがらなくなった
- 以前より元気がなくなったり、食欲や睡眠に変化が出たりしている
- 仲間外れや嫌がらせなど、具体的な困りごとがある
大切なのは、友達の人数を増やすことよりも、本人が安心して学校生活を送れているかどうかです。
子どもが困っていないようなら、無理に友達を作らせようとせず、まずは見守ることも大切だと思います。
小学生の子どもに友達がいない・少ない理由4つ
小学生の子どもに友達が少ないと感じる場合、どのような理由が考えられるのでしょうか。
ここでは、よく考えられる4つの理由を紹介します!
① 性格や趣味が周りの子と違う
子どもの性格や好きなことが周りの友達と違うと、仲良くなるきっかけが少ないことがあります。
例えば、次のようなケースです。
- 大勢で遊ぶより、一人でじっくり遊ぶのが好き
- 流行しているゲームやキャラクターに興味がない
- 活発に体を動かすより、読書や工作が好き
- みんなと同じことをするより、自分のペースで過ごしたい
小学生になると、同じ趣味を持つ子同士で仲良くなったり、休み時間にいつも同じメンバーでつるんだり遊んだりする姿も目につくようになります。
そのため、わが子がそうした輪に入っていないと、親としては心配になるかもしれません。
しかし、周りの子と好みが違うことは、必ずしも友達ができない原因になるわけではありません。
今は共通の話題がなくても、学年が上がって興味のあることが変われば、気の合う友達が見つかる可能性もあります。
親にできる対処法
まずは、子どもの好きなことを否定せず、大切にしてあげましょう。
例えば、次のような方法があります。
- 好きなことを楽しめる習い事や地域の活動に参加する
- 工作やスポーツ、ゲームなど、興味を共有できる場を探す
- 好きなことについて親子で楽しく話す
- 友達の人数ではなく、好きなことに夢中になっている姿を認める
友達を作るために、無理に周りの子に合わせる必要はありません。
子どもが自分らしく過ごせる場所があることも、大切なことだと思います。
② 恥ずかしがり屋で、自分から話しかけるのが苦手
友達が欲しいと思っていても、自分から声をかけられない子もいます。
例えば、
「一緒に遊ぼうと言いたいけれど、断られたらどうしよう…」
「みんなが楽しそうに遊んでいるけれど、今から入ってもいいのかな?」
このようにあれこれ考えてしまい、なかなか行動できないこともあるでしょう。
特に、入学直後やクラス替えの時期は、初対面の子に話しかける機会が増えるため、緊張しやすい子にとっては大変な時期です。
また、相手から話しかけられれば普通に話せるのに、自分から話しかけるのは苦手という子もいます。
親にできる対処法
家庭でリラックスして過ごせているなら、まずは安心できる環境を大切にしましょう。
そのうえで、遊びながら簡単な会話の練習をしてみるのもおすすめです。
例えば、親子で次のようなやり取りをしてみます。
- 「一緒に遊ぼう!」
- 「それ、何しているの?」
- 「私も入れて!」
- 「また明日遊ぼうね!」
親が友達役になって、実際の場面を想像しながら練習してみるのもよいでしょう。
ただし、練習を嫌がる場合は無理に続ける必要はありません。
「自分から話しかけられなくても大丈夫。少しずつでいいよ」
と伝え、できたことを認めてあげましょう。
③ 習い事や家庭の予定で、友達と遊ぶ時間が少ない
友達と遊ぶ約束をしてこない理由は、本人の性格だけとは限りません。
放課後に学童保育へ通っていたり、習い事があったりすると、学校の友達と遊ぶ時間を作りにくいこともあります。
また、相手の子も習い事や家庭の予定で忙しく、なかなか予定が合わない場合もあるでしょう。
周りの子が放課後に遊んでいるように見えると気になりますが、遊ぶ約束の回数だけで友達関係を判断することはできません。
学校では仲良く話していても、放課後に遊ぶ機会が少ない子もいます。
親にできる対処法
もし本人が友達と遊びたがっているなら、無理のない範囲で交流の機会を作ってみましょう。
例えば、
- 休日に地域のお祭りや子ども向けイベントに参加する
- 公園や児童館など、子ども同士が交流できる場所に出かける
- 子どもが希望する場合は、気の合う子と遊ぶ約束をしてみる
- 同じ趣味を持つ子と関われる習い事などを検討する
私が子どもの頃は、交換日記やシール交換をきっかけに仲良くなることもありました。
また、高学年だと移動教室や学芸会などをきっかけに、今まであまりしゃべったことのなかった子と意気投合することもありました。
今の小学生にも、好きなキャラクターやゲームなど、共通の話題から友達との距離が縮まることがあると思います。
ただし、子どもが遊びたがっていない場合まで、親が無理に約束を取り付ける必要はありません。
友達と遊ぶ回数を増やすことより、本人が楽しいと思える交流を大切にしましょう。
なお、オンラインゲームなどを通じた交流を考える場合は、年齢に合った利用ルールや保護者による見守り、安全面にも気を配りたいですね。
④ 転校やクラス替えなど、環境の変化があった
転校やクラス替えなど、環境の変化も友達関係に影響します。
特に転校したばかりの子は、すでに仲の良い友達同士の輪ができていると、どうやって入ればよいのか戸惑うことがあるでしょう。
また、転校がなくても、クラス替えによって仲の良かった友達と離れてしまうことがあります。
それまで一緒に過ごしていた子が別の友達と仲良くなり、寂しい思いをすることもあるかもしれません。
親としても、せっかく仲良くなった友達と離れてしまうと心配になりますよね。
親にできる対処法
まずは、新しい環境に慣れるまで時間がかかることを理解してあげましょう。
「早く友達を作らないとダメだよ」
と焦らせるよりも、
「新しいクラスはどう?」
「休み時間は何をしているの?」
など、答えやすい質問から学校での様子を聞いてみるのがおすすめです。
また、親が転勤族などで引っ越しが多い場合は、地域のイベントや習い事など、新しい場所で人と知り合える機会を探すのも一つの方法です。
ただし、子どもの性格や気持ちによって、慣れるまでに必要な時間は異なります。
すぐに友達ができなくても、焦らず見守ってあげたいですね。
小学生の子どもに友達がいないとき、親ができる5つのこと
ここまで、友達が少ない理由として考えられることを紹介しました。
では、実際に子どもの友達関係が心配になったとき、親はどのように対応すればよいのでしょうか。
私が大切だと思うことを5つ紹介します。
① まずは子ども本人の気持ちを聞く
親が心配していても、子ども本人は特に困っていないことがあります。
反対に、普段は何も言わなくても、実は友達関係で悩んでいることもあるかもしれません。
まずは、子ども自身がどう感じているのかを知ることが大切です。
例えば、
「学校で一緒に遊ぶ子はいる?」
「休み時間は何をしているの?」
「今、仲良くなりたい子はいる?」
など、日常会話の中でさりげなく聞いてみましょう。
ただし、質問を何度も繰り返したり、「どうして友達がいないの?」と責めるように聞いたりするのは避けたいところです。
子どもが話したくなさそうなら、無理に聞き出そうとせず、いつでも話せる雰囲気を作っておきましょう。
② 友達の人数を基準にしない
「みんなは友達と遊んでいるのに、どうしてあなたは一人なの?」
このような言葉は、子どもを傷つけてしまう可能性があります。
友達の人数が多いことが、必ずしも幸せとは限りません。
一人の友達とじっくり付き合う子もいれば、いろいろな子と広く関わる子もいます。
一人で過ごすことを好む子もいるでしょう。
大切なのは、子どもが自分に合った人間関係を築けているかどうかです。
親の理想とする友達関係を押し付けず、子ども自身の気持ちを尊重してあげたいですね。
③ 家庭を安心して過ごせる場所にする
学校で友達関係に悩むことがあっても、家で安心して過ごせることは、子どもにとって大きな支えになります。
家に帰ったら好きなことをしたり、家族と話したり、ゆっくり休んだりできる。
そんな居場所があることは、とても大切だと思います。
友達関係が気になると、つい「今日は誰と遊んだの?」「友達はできた?」と聞きたくなりますが、毎日のように確認されると、子どもがプレッシャーを感じてしまうかもしれません。
学校の話を聞くことも大切ですが、友達関係以外の話題も楽しみながら、安心できる時間を作ってあげましょう。
④ 子どもが望むなら、交流のきっかけを作る
子どもが「友達と遊びたいけれど、きっかけがない」と悩んでいるなら、親が少しだけ手助けするのもよいと思います。
例えば、
- 気の合いそうな子と遊べる機会を作る
- 親子で公園や地域のイベントに出かける
- 好きなことを通じて交流できる場所を探す
- 子どもが希望する場合は、保護者同士で連絡を取り合う
などです。
ただし、親が勝手に友達を決めたり、本人の気持ちを確認せずに勝手に遊ぶ約束を取り付けたりするのは避けましょう。
子どもが望んでいるかどうかを確かめながら、必要なときにサポートすることが大切です。
⑤ 困っている様子があれば、先生やスクールカウンセラーに相談する
友達関係について気になることがあれば、学校の先生やスクールカウンセラーに相談する方法もあります。
例えば、
- 休み時間にいつも一人でいて、本人も寂しがっている
- 仲間外れや嫌がらせを受けている可能性がある
- 友達関係を理由に学校へ行きたがらなくなった
- 家庭でも元気がなく、不安そうな様子が続いている
といった場合です。
相談するときは、「友達が少ないので心配です」と伝えるだけでも構いません。
「休み時間はどのように過ごしていますか?」「クラスの子との関わりで気になることはありますか?」など、学校での様子を聞いてみるとよいでしょう。
子どもが嫌がらせなどで困っている場合は、本人の安全を優先し、早めに学校へ相談してください。
また、学校へ行きたがらない状態や心身の不調が続く場合は、学校だけでなく、必要に応じて医療機関や地域の相談窓口などにも相談しましょう。
小学生の子どもに友達がいないとき、親が避けたい対応
子どものことが心配だからこそ「何とかしてあげたい!」と思うのが親心ですよね。
ただし、こちらが良かれと思ってしたことが、かえって子どもの負担になってしまう場合もあります。
次のような対応には気をつけたいところです。
無理に友達を作らせようとする
「もっと自分から話しかけなさい」
「友達を作らないと寂しいよ」
などと繰り返し言うと、子どもが友達を作ること自体にプレッシャーを感じる可能性があります。
本人が友達を欲しがっているなら、できそうなことを一緒に考えてみましょう。
一方で、一人で過ごすことを楽しんでいるなら、その気持ちも尊重したいですね。
他の子どもと比較する
「○○ちゃんは友達がたくさんいるのに」
「クラスのみんなは遊びに行っているよ」
など、ほかの子と比べることは絶対に避けましょう!
子どもにはそれぞれの性格があり、それぞれのペースがあります。
ほかの子と同じようにできることを求めるのではなく、その子なりの成長を見守ってあげたいですよね。
親が先回りして人間関係を決めてしまう
親が心配するあまり、本人の気持ちを聞かずに勝手にお友達との約束を取り付けたり、先生に相談したりすると、子どもが嫌な思いをする場合もあります。
まずは本人の気持ちを聞き、必要なサポートを一緒に考えましょう。
ただし、いじめや仲間外れ、深刻な悩みが疑われる場合は、子どもが話したがらないからといって放置する必要はありません。
安全を守るため、状況に応じて学校などに相談することも大切です。
【実体験】わが家の娘も低学年の頃は友達関係が心配でした
ここからは、我が家の体験談を紹介します。
娘が小学3年生になる頃までは、友達と遊ぶ約束をしてくることがあまりありませんでした。
授業参観などで教室を見に行った時も、娘は特定の仲良しグループに所属することもなく、どちらかというと一匹狼的な、単独行動が多いように感じていました。
周りを見ると、いつも決まった友達といる子もいます。
そんな姿を見ると、
「うちの子は友達が少ないのかな?」
「学校で寂しい思いをしていないかな?」
と、親としては気になってしまいました。
私も皆さんと同じで、娘の友達関係について心配していた一人です。
しかし、当時の娘が友達の少なさに困っているのかどうかは親の目だけではよくわかりませんでした。
そこで、無理に友達を作らせようとするのではなく、家庭では安心して過ごせるような雰囲気作りをすることを常に意識しながら、様子を見守ることにしました。
すると、小学3年生頃から少しずつ変化が見られるようになりました。
公園へ行けば幼馴染や顔見知りの子がいて、一緒に遊ぶ機会が増えてきたのです。
さらに学童保育を卒業して小学4年生になった頃には、学校で友達と約束をして帰宅し、ランドセルを置いてから公園や児童館へ出かけていくことも増えました。
特に学童保育で3年間過ごした子たちとの絆が深いようで、学童仲間たちと自然と約束して集まることが増えていきました。
もちろん、娘は毎日毎日友達と一緒に遊びたいわけではありません。
「今日は遊びたくないな」という日は、約束をせずに家でゆっくり過ごすこともありました。
高学年になった現在もそんな感じで、「今日は一人で絵を描きたい気分」の時はあえてお誘いをお断りしてくることもあります。
異性の気の合うお友達も何人かでき、男女混合で遊ぶことも増えてきました。
遊ぶグループも一つではないし、仲の良いお友達も日々変わります。
そんな娘の成長した姿を見て、友達と過ごすことも、一人で過ごすことも、自分で選べるようになってきたのだと感じました。
小学校低学年の頃に親が心配していたことが、学年が上がるにつれて変化していくこともあるのですね。
ただし、これはあくまで我が家の一例です。
すべての子どもが同じように変化するわけではありませんし、友達関係が自然に改善するまで待てばよいということでもありません。
子ども自身が困っていないか、つらい思いをしていないかを大切にしながら、その子に合ったペースで見守っていきたいですね。
小学生の子どもに友達がいない・少ないとき まとめ
小学生の子どもに友達がいない、少ない、遊ぶ約束をしてこないと感じると、親としては心配になってしまうもの。
しかし、友達の人数だけで子どもの学校生活がうまくいっているかどうかを判断することはできません。
今回紹介した内容をまとめると、次のとおりです。
- 友達が少ない理由は、性格や趣味、生活環境などさまざま
- まずは子ども本人が困っているかどうかを確かめる
- 無理に友達を作らせず、本人の気持ちを尊重する
- 友達が欲しい子には、交流のきっかけを作るなどのサポートをする
- 仲間外れや嫌がらせ、学校に行きたがらない様子があれば、学校などに相談する
- 家庭を安心して過ごせる場所にしておく
親としては、わが子が一人でいる姿を見ると、つい何とかしてあげたくなりますよね。
でも、子どもにはそれぞれのペースがあります。
今は特定の仲良しの子がいなくても、これから気の合う友達が見つかるかもしれません。
一方で、本人が友達関係に悩んでいるなら、親が一緒に考え、必要なサポートをしてあげることも大切です。
大切なのは、友達をたくさん作ることではなく、子どもが自分らしく安心して過ごせること。
わが家も娘の友達関係について心配した時期がありましたが(今も時々心配になります)、親が思っていた以上に、子ども自身の世界は少しずつ広がっていっているなと感じています。
同じように悩んでいるお父さん、お母さんも、どうか焦りすぎずお子さんの気持ちを大切にしながら見守ってあげてくださいね。
この記事が、少しでも悩めるパパママの気持ちを軽くするきっかけになればうれしいです!
合わせて読みたい学童保育卒業後の放課後の過ごし方は?小4の壁・生活面の乗り越え方



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